那須に来て、
くらしも仕事も、
スケールが
拡がった気がします。
販売促進部/PR・広告部
鈴木 洋平 さん
販売促進部/PR・広告部
鈴木 洋平 さん
私が住む街は、
こだわりの生産者が選ぶ街。
なにげなく買ったフルーツがおいしかったから、生産農場を訪れてみる。都会では想像するのも難しいことも、土地が肥え、生産者の多い那須なら簡単だ。販売促進部で働く鈴木洋平さんも、つい先日、そんな那須の魅力を体験したばかり。
「地元の農産物を扱うショップで買ったイチゴが、驚くほどおいしくて。パッケージを見ると、生産農場がそう遠くないことが分かったので、妻と一緒に行ってみたんです」
実はその農場は、全国にファンがいる有名な農場。気軽に農場を訪れた鈴木夫妻は、農場主が語る“イチゴ愛”に目を丸くした。
「イチゴの品種から育成に適した土壌のことまで、熱くお話ししていただきました。そろそろ帰ろうかなと思っても、とても切り出せないくらい(笑)。でも、それがうれしくて。自分たちの暮らす那須に、こだわりのある生産者がいて、愛情の込められたフルーツが作られていることが実感できましたから」
洋平さんの庫やへの転職に伴い、那須に越してきた鈴木夫妻。夫は福島、妻は新潟の出身。そんな二人のJターン生活が始まったのは、2015年6月のことだ。
これからの人生を、
家族で過ごすのに
ふさわしい場所を考えた。
「大学入学を機に東京へ出て、卒業後も東京で。主に、印刷・広告業界で編集やイベントにかかわる仕事をしていました。結婚をしたのも東京です」
だから、この後もずっと東京で、とはならなかった。
「私も妻も田舎育ちのせいか、どうしても東京で子育てをするというイメージを持てませんでした。30歳を過ぎ、子供を持つことを具体的に考えるにつれて、夫婦の中で“田舎暮らし”というキーワードが浮上し、転職活動を始めることになりました」
郡山、会津若松、新潟…、あえて地域を限定せずに行った転職活動。しかしいずれも、仕事と生活のイメージが具体的に線を結ぶことはなかった。そんなタイミングで出会ったのが、庫やの中途採用募集だった。
「ああ、那須か、と。学生時代から何度も那須を訪れていて、当時から暮らしやすそうな街だという印象を持っていました。なんといっても自然が豊か。酪農が盛んで街のいたるところに牧場があり、牧草の緑が目に入るのも、田んぼに囲まれて育った私には新鮮で(笑)。また、意外と雪が少なく、激しい積雪も年に1~2度あるかどうか。これから本格的に車の運転を始める私たちにとっては、見過ごせないポイントでした」
採用試験にも無事合格。「近隣の目線を気にせず、窓を開け放てる生活がしたい」という奥さんも、那須をたいへん気に入り、晴れて二人の“田舎暮らし”が実現することとなった。
ツールを作る
のではなく、
ブランドを創る。
入社後、店舗での研修等を経て、現在は本社に勤務。本社の壁面には、いたるところにアートピースがあしらわれ、さながらアトリエというべき空間。このクリエイティブな環境で、鈴木さんは3人のメンバーとともに、チームで商品カタログやリーフレットの作成、各種メディアへの広告出稿や取材対応、Webサイトの制作、さらには店頭のPOPやパネルの作成など、「庫やの商品の魅力を広めるすべての活動」を行っている。
「現在は、ブランドイメージを刷新するための商品パッケージのリニューアル作業が大詰めに入っているところです。お客様に、当社のお菓子をどんなシーンで、どんな気持ちを感じながら食べていただくか。そのためには、どんなパッケージがふさわしいのか。常にブランドを育てるという意識を持ち、根本から考え抜いた施策を打ち出すことができるのが、販売促進という立場から見た当社の強みだと考えています」
こうしたブランディングを主導するのが、庫やの手塚清社長(当時)。その存在は、鈴木さんにとっても大きな刺激となっているという。
「経営者として那須と東京、そして世界を駆け巡る手塚は、変化を恐れないチャレンジ精神と大変広い人脈を持っています。今回のリニューアルでも、そのネットワークを活かし、海外の著名なデザイナーと仕事をすることができました」
これほど密度の濃い仕事のできる会社は、那須はもちろん、東京でも珍しいのではないか。そう話す鈴木さんの笑顔からは、毎日の充実感がうかがえる。
Think Local,Act Global.
入社して9ヶ月が過ぎ、庫やの仕事も一通り理解できたという鈴木さん。その目は、新たな目標を見据えている。
「販売促進部に属するからには、より経営的な視点を身に付け、ただツールを作るのではなく、数字で会社に貢献できる存在になりたいですね。そして、より手塚社長(当時)と近いレベルで物事を考えられるようになりたい。そうすれば、庫やはもっと強力なブランドを生み出せるはずです」
現在も、新たな企みが進行中。同じ販売促進部のメンバーとともに、那須の魅力を伝えるフリーペーパーの制作に取り組んでいる。
「お菓子を作っている土地の魅力もお客様に知っていただきたいというのが、企画の出発点です。部内で作業を分担しながら進めているのですが、それぞれの“らしさ”にあふれた取材企画が生まれるなど、チームの結束を高める機会にもなっています」
いっぽうプライベートでも、鈴木さんと那須の関係はさらに深まりそうだ。
「もうすぐ第一子が生まれる予定です。子どもと一緒に家庭菜園を始めるのが私の夢。いま借りている住まいの大家さんが、いつもご自身で収穫した野菜をおすそわけしてくださるので、早く私たちが育てた野菜でお返しをしたいなぁ、と。実はもう、土地は抑えているんですけどね(笑)」
鈴木さん一家は、いま那須の大地に深く生活の根を張ろうとしている。その苗は、家族みんなの夢を栄養にして、すくすくと大きくなることだろう。
「庫やのことが気になる!」という方へ
手塚社長(当時)は、各地を飛び回るいっぽう、社員のことも常に気にかけていて、
よく現場に電話もかけて「元気か?」なんて近況を聞いたりしています。発想に驚かされることも多く、
一緒に仕事をするだけで、たくさんの成長のきっかけを与えてくれる存在です。