異業種での経験が、
成果と信頼につながる。
「表情が柔らかくなったね」
と言われます。
販売部/とちぎグランマルシェ店 店長
松本 弥生 さん
販売部/とちぎグランマルシェ店 店長
松本 弥生 さん
宇都宮に来て、
最初と最後に出会うお店。
50万人を超える人口を持つ、栃木県ならびに北関東第一の都市、宇都宮。交通の要であるJR宇都宮駅には、朝晩を問わず、観光、ビジネスと、たくさんの利用者が訪れている。その新幹線改札口の目と鼻の先にあるのが、「チーズガーデン とちぎグランマルシェ店」だ。
「場所がら、出張の行き帰りにお土産をお求めになるお客様が数多くいらっしゃいます。もちろん、観光のお客様も多いですよ。『日光ではいまどんなイベントをやっているの?』なんて聞かれることもあり、観光案内所としての役目も果たせるよう、情報収集もしっかり行っています(笑)」というのは、同店の松本弥生店長。2015年の中途入社で、それまでは、東京・栃木で長くアパレルの販売員をつとめていた。
大きな裁量のもと、
経験を生かして働ける充実感。
「比較的客単価の高い店舗でしたので、どうしても決まったお客様とのやりとりになりがち。もっと気軽に、たくさんのお客様の笑顔が見られる環境で働きたいと考えたのが、転職のきっかけでした」
なかでも庫やを選んだのは、地域に密着した社風にひかれて。
「東日本大震災の直後、地震の影響で工場の操業を停止せざるを得なくなった時、それまで作っていたケーキを近隣の学校などに配布し、食べてもらったという新聞記事を読んでいました。業種は違っても、販売として商品を扱う立場から、普通はできない素晴らしいことをする会社だと感じていました。また、ホームページにあった『行動こそ真実』という社訓、手塚社長(当時)を中心に積極的な試みを行う姿勢にも魅力を感じました」
どうしても庫やに入りたかったという松本さんは、一社に絞った転職活動を実施。その甲斐あって(?)、無事合格を果たす。
「落ちたらその時考えればいいかなって(笑)。販売員としての長い経験を評価していただけたようです。祖母が『弥生は私の好きなお店で働くんだね』って喜んでくれたのが、とても嬉しかったですね。祖母も御用邸チーズケーキのファンなんです」
入社後は、本社に併設する「チーズガーデン THE OVEN(オーブン)」で店舗研修を経て、宇都宮店へと配属。入社6ヶ月後から、店長としての勤務を続けている。同じ店舗で働く女性スタッフは、松本さんが店長になってから、「目に見えてお店の雰囲気が明るくなった」という。
「店長として最初に行ったのは、より商品が魅力的に見えるよう、ディスプレイを変えることでした。お客様が最初に目にする色を何にし、その隣にどんな色を置けば互いが魅力的に見えるか。また、複数の商品を購入していただきやすいよう、組み合わせにも配慮しました。これらは、アパレルで培ったVMDの経験や女性ならではの感覚が生かせていると思います」
結果、松本さんの店長就任直後から、宇都宮店は途切れることなく売り上げ目標を達成。決して大きくはない店舗ながら、屈指の人気店となっている。
「店舗での施策は、店長の裁量によるところが大きいので、とてもやりがいを感じます。春のいまの時期、期間限定で『さくらチーズケーキ』を展開しているのですが、それを飾るショーウィンドウのディスプレイにはこだわっています。さくらの枝を添えて、スポットライトが強く当たるよう、ライティングを調整して…。
店舗を任される、周囲から信頼されているという実感があり、経験を生かした挑戦ができる。いま、毎日とても楽しく働けています」
家族のような
会社に
出会えた喜び。
庫やに入社して1年、松本さんは家族や友人から「以前より表情が柔らかくなった」と言われることが増えたという。
「やっぱり個人ではなく、チームで動いているという実感があるからでしょうね。店舗の施策も、スタッフの協力なくしては、絶対に上手くいきません。一緒に働く宇都宮店のスタッフは、いつも朗らかな人、体育会系でガッツのある人、素敵な笑顔でお客様を虜にする人など、個性的なメンバーばかりです。商品ディスプレイのことなど、スタッフからもたくさんアイデアが出てきて、いつも助けてもらっています」
また、那須にある本社を身近に感じられることも、松本さんの安心感につながっている。
「入社して初めての給料日、給与明細を大沼専務(当時)から手渡しでいただいた日のことを、いまでもはっきりと覚えています。長年社会人として働いてきて、そんなことは一度もなかったので、驚きはもちろん、素敵な会社に入れて本当によかったと感激しました。『お疲れさまでした。次もよろしくね』と声をかけていただいて、これはもう、やるしかないぞ、と(笑)」
信頼できる仲間がいる、頼れる人がいる。そんな感覚が、松本さんの心のゆとりになって現れているのだろう。
ケーキに込められた思いを、
お客様へとつないでゆく。
リピーターの多い宇都宮店。なかには、九州からの出張のたびに店舗を訪れる方もいるという。
「私たちが扱うケーキやお菓子は、製造部のみなさんが、心を込めてつくってくれたものです。私たち販売員には、商品の魅力をお客様にお伝えし、最良のかたちでお渡しできるよう、バトンをつないでいく責任があります。リピーターの方が多いということは、少しはそれができているということかもしれません」
庫やではいま、「新しい老舗」となるべく、サービスで抜きん出た会社となることを目指している。
「店舗を預かる身としては、責任重大です。まずは一日一日、目の前のお客様一人ひとりと接する時間を、これまでと変わることなく大事にしていきたいと考えています。そして、店長として、スタッフがより働きやすい環境づくりにもつとめていきたいですね。家族みたいな庫やの仲間と、目標に向かって少しずつ成長していくことが、いまの私の目標です」
そうにこやかに話す松本さん。朝、日光の情報を聞いていった方が、夕方に「今日はありがとう」とお店に寄ってくれることもあるという。それはきっと、ただ立地によるのではく、旅の最初と最後は、素敵な笑顔に出会いたいという心理が働いているのに違いない。
「庫やのことが気になる!」という方へ
販売スタッフの大半は女性です。女性ならではの気遣いや心配りが生かせる仕事です。
また、庫やでは、産休・育休の取得実績があり、女性にとって働きやすい職場だと思います。
イキイキと働ける環境を探している方には、ぴったりの職場ですよ。